男性看護師バイトが、今求められている理由とは?

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男性看護師バイトは人間間係の潤滑油?

男性看護師が増えてきたとはいえ、まだまだナースステーションは9割以上が女性である訳ですから、女性中心のコミュニティであることに間違いありません。ですから、どうしても女性間特有に見られる泥臭い人間関係が、職場の雰囲気に悪い影響を及ぼしている場合もあります。

これは女性に限った訳ではなく、例えば男性だけの職場といった、極端に特定の性別に偏った職場構成の場合、よく見られる問題です。逆に言えば、ナースステーションにおいて極端なマイノリティである男性看護師の存在は、圧倒的に女性中心の社会であるナースステーションの雰囲気を変えることができる可能性もあるわけです。

ここ最近、看護師の離職率が非常に高いということが問題化されていますが、その理由のトップが「人間関係の悩み」、2位が「上司への不満」というものです。2位の理由も広義の人間関係ですから、この2つの理由で実に全体の3割程度を占めています。

ナースステーションの人間関係を健全にすることは、アルバイト看護師不足の問題を顕在化させないためにも重要であり、そのために男性看護師の存在が大きな役割を果たすことが期待されているのです。

実は、女性だけの環境で発生する人間関係の問題には、そこに男性が介在するだけで防げるものが少なくないのです。何というか、男性の存在が女性社会の人間関係における「潤滑油」や「緩衝剤」のような役割を果たすことが多々あるのです。

女性看護師の方の意見を聞くと、色々な悩みを抱えている方がいます。その一つに、男性がいるところだと愛想が良いけど、女性だけの空間になると途端に他人の悪口を言ったり、自分の気に入らない相手に冷たくしたりして、雰囲気が悪い、という意見がありました。

こういった場合、同じ空間に異性がいると、知らず知らずのうちに自分の良い面を出そうと振舞うので、結果として職場の人間関係がスムーズになり、雰囲気が良くなるという効果が期待できる訳です。

ナースステーションにおいて、男性看護師は圧倒的な少数派になる訳ですが、その存在が職場の雰囲気を良くするのに一役買っていることを忘れてはいけません。

男性看護師の存在について

今回は、男性看護師の存在意義について考えてみたいと思います。まだまだマイノリティである男性看護師ですが、日進月歩の医療の世界において、より業務を円滑に進めるためにも男性看護師の存在は不可欠と言えます。看護師の歴史を紐解きながら、考察してみましょう。

本来、看護師というのは「男性の職業」として発祥しました。17世紀のヨーロッパにおいて、男性の修道士が奉仕活動として、病院において看護の仕事を行っていたのが起源になるのです。キリスト教の教えである「隣人愛(汝の隣人を愛せよ)」に基づいたのが「看護」という行為です。

昨年流行語にもなった「おもてなし」を表す英語である「ホスピタリティ」は、そのまま病院を表す「ホスピタル」の語源になっています。看護師という仕事が最初に組織として確立したのは、あの十字軍において、負傷兵を受け入れる為に作られた「修道士看護団」だと言われています。

ちなみに、看護婦の方がかぶっているナースキャップですが、この起源はなんと修道士がかぶっていたヴェールなのです。更に言えば、ナース服のデザインも修道衣に起源を持つものなのです。そんな看護師の仕事を「女性の職業」として認識させるきっかけになったのが、皆さんもご存知の「看護師の祖」ナイチンゲールです。

クリミア戦争の負傷兵を看護するために、38人の女性と共に戦場に入り、敵国の兵士も分け隔てなく看護を行った行為は多くの人の感動を呼び、1860年に世界初の看護学校がロンドンに設立されることになります。

看護師という仕事を、宗教的な奉仕活動から分離し、体系化された職業に昇華させたナイチンゲールの努力により、近代看護師の制度が確立し、結果として看護師⇒女性の職業という考え方が定着した訳です。

それから数世紀を経て、看護師の仕事は、男女の区別なく就くことができる職業としての認識が広まり始めています。現在看護師をされている男性の方々は、その先駆者なのです。誇りを持って、看護師の職業の性別シームレス化めざして頑張って欲しいと思います。

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